6ドル99セントを誤って69セントに設定してしまったアメリカ・カリフォルニア州のガスリンスタンドマネージャーが6月13日、解雇された。
解雇されたのは、同州北部ランチョ・コルドバにあるシェルのガソリンスタンドで働いていた、ジョン・シュチェチナさんだ。
Advertisement
地元メディアによると、シュチェチナさんは6月9日、ガソリン価格の小数点の置き場所を「6.99」ではなく「0.699」と間違えてしまった。
シュチェチナさんは、「ディーゼル以外の3つの価格の小数点を誤ってしまいました」「ですから、私は責任を取りました。自分の過ちです」とサンフランシスコのテレビ局KGO-TVに話している。
現在、カリフォルニア州のガソリン平均価格は1ガロン6.43ドルだ。
誤入力に気づくまでの数時間に、何百人もが安い価格でガソリンを入れた。その結果、ガソリンスタンドは1万6000ドル(約215万円)の損失を被ったという。
Advertisement
シュチェチナさんの家族は、ガソリンスタンドから訴訟を起こされることを懸念しており、損失分を返金するためのクラウドファンディングを立ち上げた。アメリカ時間の14日夜までに、3500ドル(約47万円)が集まっている。
ガソリン価格は、新型コロナウイルス初期の影響で、 2020年4月に1ガロン1.8ドルに下がって以降、上がり続けている。
2021年5月には1ガロン3ドル、2022年4月には4ドルを記録。そして、アメリカで消費者物価指数が40年ぶりの高い水準となりインフレに拍車がかかる中で、6月には全米での平均価格が初めて1ガロン5ドルを超えた。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。