それは産後1か月後の出来事。
普段から寝言が多めの私。
過去の寝言では「FAX音のような高音を出す(ピー!ピロピロピロ!)」等、中々コアな所まで到達している寝言上級者なのでちょっとやそっとでは驚かない所存だが、今回は驚いた。
寝ているのに、眠がっている。
夫の証言によると、私は寝ながらしばらくの間、眠い眠いと言いながら体をよじってうなされていたらしい。
分かる。その気持ち超分かる。自分の事ながらメッチャ分かる。
だって初めての育児、驚くほど寝る時間が無いんですもの。
①おむつ替え(時にはうんち洗濯コースへ)
②授乳(時間かかる)
③げっぷ(出ない)
④しゃっくり(長い)
⑤吐き戻し(結局吐くのかよ)
⑥寝かしつけ(グズグズ)
⑦横に寝かせるとまた起きるからもう1度寝かしつけ(オイオイ)
⑧寝ている間に家事(刹那)
↑この工程をしているうちに
次の3時間があっという間に近づいてくる。寝る暇など無い。
大変大変。大変なので、夫の協力は絶対必要。
ていうか、おむつ替えもミルクも協力してもらっているのに何でこんなに眠いのか?
よく見てみれば夫も不眠でツラそうだ。
赤子が産まれてから一緒に頑張ってきた夫。彼もまた体力の限界を迎えている...。
そこで私は気付いたのだった。
不慣れな初めての育児...右も左も分からないままに、私達は併走をしていたのだった。
↑こんな育児をしていたことに疲れ過ぎていて気付かなかった。
今思えば死の象徴。共倒れ。両方DEATH。マジおつ。
新生児の育児とは長距離のリレーである。
いくら赤子が可愛いからと言って、2人で起きていては2人一緒に共倒れ。
ましてや1人で頑張ろうとすると、後々の母体の心身&夫婦関係に響く可能性大。
私が学んだことは、最初のうちはとにかく搾乳やミルクを上手に使って「夫とシフトを組む」という事。
で、シフトに入って無い方の人は別の部屋で寝て体を休めるという事。
具体的に私の場合は、8回の授乳の内の21時と23時の2回をやってもらうようにしただけで、格段に楽になり、夫的にも深夜に起きなくて良いので仕事に響かず楽になった。
当たり前のようにも感じるが、当たり前の事にさえ気付けない不眠不休の新生児育児で起こったしくじりでした。
ちなみに後から聞いた話、夫の両親は夜間は1日交代シフトを組んでいたそうで、1日おきに休むのもアリなのかも。
分からない事や心配な事の連続だからこそ、自分でも意味の分からない穴にハマりがちなので、休養を少しでも多くとれますように。
里帰りの方も、家族とのシフトが上手く行くと良いなという願いを込めつつ、シフトしくじりの現場からは以上です^^
作者:ワンタケさん
■提供:すくパラ倶楽部NEWS