奪三振の瞬間、バッターに駆け寄った投手に称賛の声「勝ち負けより友情が大事なんだ」

相手をリスペクトする気持ちが素晴らしい...👏

スポーツマンシップーー。すべてのアスリートが持つべき精神を、体現した高校生がいる。

6月6日、アメリカ・ミネソタ州で行われたマウンズビュー高校とトーティーノ・グレース高校の野球の試合。ミネソタ州立大会の決勝の試合だった。

最終回、マウンズビュー高校が4点をリードしていた。あと1アウトで試合終了となる場面、トーティーノ・グレース高校はバッターを送り込んだが、見逃し三振となってしまう。ここで試合終了。

優勝が決まったマウンズビュー高校の選手たちは喜びを抑えきれず、三振を取ったピッチャー、タイ・コーエン投手の元へ駆け寄る。しかしーー。

コーエン投手は同じチームの選手たちを一旦無視し、自身が三振を取ったバッターの元へ歩み寄って、ハグをした。自分のチームの仲間たちの輪にはなかなか入らず、バッターに声を掛け続けた。

試合後、コーエン選手はこう語った

"We are very close friends. I knew him from all the way back when we were 13. We were on the same little league team. It was tough when we went to separate schools but we kept in touch.

I knew I had to say something. Our friendship is more important than just the silly outcome of a game. I had to make sure he knew that before we celebrated."

「僕たちは13歳の時からの親友だ。同じチームで野球をしていたけど、違う学校に行って離ればなれになってしまったんだ。辛かったけど、連絡は取り合っていたよ。

試合が終わった後、何か伝えないといけないと思った。試合の結果よりも友情の方が大切だということを、自分の優勝を祝う前に彼と一緒に確かめたかったんだ」

結果よりも、相手をリスペクトする気持ちを優先する。それを行動で示したコーエン投手には「これが真のスター選手」「素晴らしいスポーツマンシップだね」などの声があがった。

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