フリマアプリが急成長
ネットフリマアプリの成長が続いています。経済産業省によると、2016年のフリマアプリの市場規模は3052億円。一方、ネットでの個人間取引を牽引してきたネットオークションは、2016年の市場が3458億円です。フリマアプリは、ネットオークションに迫るほどの市場へと成長しています。
(参照) 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 - 経済産業省
フリマアプリ市場を牽引する「メルカリ」
成長が続くフリマアプリ市場を牽引しているのが、株式会社メルカリが運営する「メルカリ」です。メルカリは2013年にサービスを開始し、2016年11月時点で3500万ダウンロードを突破しました。
メルカリの人気を支えているのが、取引の手軽さ。例えば、メルカリではヤマト運輸と提携して開始した「らくらくメルカリ便」という配送サービスで 、出品者が商品を手軽に送付できるようにしています。
また2017年5月には、本やCDなどに特化したメルカリの姉妹アプリ「メルカリ カウル」を開始しました。本やCD、DVDなどのバーコードを読み込むと、タイトルや著者、アーティスト名、発売日、定価などの基本情報が自動で入力。過去の取引傾向から売れやすい価格も提示され、「メルカリ カウル」で出品した商品は、メルカリでも同時出品されます。
さらに2017年夏からはトーハンと連携して「メルカリ カウル」で新刊本の取り扱い開始を予定しており、サービスは拡大を続けています。
ノジマもフリマアプリに参入
成長が続くフリマアプリには企業の新規参入が相次いでおり、家電量販店大手のノジマもサービスを開始すると発表しました。
ノジマが始めるフリマアプリはスマホや家電製品に特化したもので、ノジマ自身も出品を予定しています。サービスは出品する商品のバーコードや型番の入力で手軽に出品でき、ノジマ店頭で出荷などの手続き支援も実施。フリマアプリでの手数料収入とともに、来店につなげる狙いもあります。
近年活発になっている、インターネットを介してモノやノウハウを共有する「シェアリングエコノミー」。個人間でのモノのシェアが広がるなか、フリマアプリの成長は今後も続きそうですね。
★フリマアプリを提供している企業
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