レッドカーペットに立つときも、そうではないときも、名女優ジェーン・フォンダは、いつも変わらずに美しい。
女性ライフスタイル誌「タウン・アンド・カントリー」11月号の表紙で、はつらつと輝く彼女の写真は、全く修正を加えていないという。
表紙のフォンダは、襟つきのシンプルな白いシャツに、個性的で大ぶりなジュエリーを身につけている。メイクは最低限だ。
フォンダは、過去に美容整形の手術を受けたことを公表しているが、彼女にはそれよりも伝えたいことがあるようだ。
「たしかに私は整形手術を受けました。胸を張って言うようなことではありません。ですが、私は今まで、自分の容姿によって、(自分の)存在が位置づけられることが多かったのです」
彼女は2015年の「Wマガジン」誌でこのように語っている。「人から愛されたければ、ほっそりしていて可愛らしくなければいけない、と思うように教えられました。それがたくさんの問題を引き起こしているのです」
無修正のフォンダの顔を掲載した表紙は、年齢を重ねた女性たちを評価する最近の美容業界のトレンドのなかで、新しい試みである。アメリカの女性誌「アルーア」8月号では、72歳の女優ヘレン・ミレンを表紙に掲げ、今後「アンチ・エイジング」という言葉を同誌では使用しない、という宣言をした。
「アルーア」のミッシェル・リー編集長は、「さあ、私の言うことを復唱してください。『年をとるということは素晴らしいこと。なぜなら、充実した幸せな人生を送るチャンスを日々得られるということだから』」とつづっている。
フォンダとミレンの2人は10月初旬、ロレアルのファッション・ショーでランウェイに登場し、私たちにさらなる希望と勇気を与えてくれてた。
PIERRE SUU VIA GETTY IMAGES
PASCAL LE SEGRETAIN VIA GETTY IMAGESハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。
ハフポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。
女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。
みなさんの「女性のカラダ」に関する体験や思いを聞かせてください。 ハッシュタグ #ladiesbeopenladiesbeopen@huffingtonpost.jp