これからハエやコバエがうっとうしい季節になりますね。ハエは6~7月が発生のピークになるので、個体数が激増する前の今の時期から駆除することがポイントです。そこで、愛媛県東予家畜保健衛生所オススメの「ハエ取りペットボトル」を作ってみませんか。
ペットボトルを再利用したエコトラップで作り方も簡単、しかも同所によると「トラップ設置後、2017年7月以降は都市部に近い養鶏・養豚農場のハエに対する近隣住民からの苦情がなくなった」など抜群の効果があったそうです。
ハエは気温上昇とともに成長が速くなる
ハエは成虫になって5日後くらいから産卵し、1度に50~100個の卵を産みます。卵から成虫になる期間は、気温が上がると短くなります。気温20℃では約20日かかりますが、気温30℃では7~10日で成虫になります。放っておくと、どんどん増えていきます。
ペットボトルと家庭にある調味料だけで作れる
ペットボトル(1L程度のもの)は、できれば凹凸のない、炭酸飲料用が丈夫で作りやすいようです。誘引剤として酒、砂糖、酢を同量で用意します。
【ハエ取りペットボトルの作り方】
(1)ペットボトルにカッターで縦2cm、横5cm程度、下側の横一辺を残して切り、残った一辺を折り返してハエが止まれるようにする。
(2)誘引剤の匂いがより拡散するように、ボトルの何ヵ所かに千枚通しなどで穴をあける。
わかりやすいように絵を描いておくと良い
(3)酒、砂糖、酢をそれぞれ大さじ3杯を混ぜ合わせ、ボトルに入れてフタをしてできあがり!
殺虫剤を使いたくない場合にオススメ
飛び回っているハエに殺虫剤を吹きかけるのでは、一時的に減らすだけで、次々と発生するハエと追いかけっこをしているだけです。また赤ちゃんやペットがいるご家庭では、できれば殺虫剤は避けたいところですね。
ハエ取りペットボトルは、家にいるハエを安全に駆除できるオススメの方法です。ハエにお困りの方は、ぜひチャレンジしてみてください。
参考資料など
愛媛県東予家畜保健衛生所/岡山県HP「衛生害虫(ハエ)の防除について」
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