ファッションを通じメッセージを発信してきた俳優のフローレンス・ピューさん。パリ・ファッションウィークのスタイルも注目を集めた。
3月5日に開かれたヴァレンティノのショーで、ピューさんが身につけたのはクルーネックのトレーナーと、床まで届くシースルーのスカート、そしてソング(T バック)のショーツだ。
スパンコールで飾られたシースルーのスカートは、ソングを見せるデザインで、ダイヤモンドのジュエリーとシルバーのハンドバッグをあわせている。
ピューさんはこのスタイルについて、「アイシャドウにダイヤモンド、キラキラしたソング、それをグレーのトレーナでカジュアルに」と説明している。
ピューさんは、2022年7月に開かれたヴァレンティノのオートクチュールショーで胸が透けるピンクのシースルードレスを着て注目を集めた。
そしてその後、体型について様々な批判を受けたと明かした。
ピューさんはInstagramの投稿で「大勢の知らない人たちから、自分の体のどこが悪いかを女性が聞かされるのはこれが初めてではないし、最後でもないでしょう。心配なのは、かなり卑猥な言葉を使う人たちがいることです」と指摘。
さらに「子ども時代、自分の体に自信を持ち、声を上げるよう言われて育った」と説明し、「この業界で、誰かが私の体を性的に魅力的なものにしようとした時には『何言ってんだクソ喰らえ』というのが、自分のミッションです」と宣言した。
そして他人の体についてとやかく言う人たちに対し、「成長してください。人に、体に、すべての女性に、そしてすべての人たちに敬意を払ってください。そうすればもっと生きやすくなるとお約束します」と求めた。
ピューさんはその後の10月のパリ・ファッションウィークでも、胸とショーツが見えるシースルーのドレスを着用している。
こういったピューさんのメッセージやファッションセンスは、他の女性たちにも影響を与えているのかもしれない。
12月に開かれた2022年ピープルズ・チョイス・アワードでは、ピューさんが主演を務めた映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』のオリヴィア・ワイルド監督も、シースルーのレースが印象的なクリスチャン・ディオールのドレスを着用した。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。