アメリカ・テキサス州ヒューストンからワシントン州シアトルに向かっていたユナイテッド航空の飛行機が4月5日、犬のフンが原因で別空港への着陸を余儀なくされた。
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飛行機に搭乗していたというジェームス・ホッブスさんは「ファーストクラスのトイレでひどい悪臭がして、清掃後も残りのフライトでは使用できなった」とPeopleに語っている。
ホッブスさんによると、飛行機の通路には複数の液体状の排泄物が落ちており、隣りの乗客の靴にも飛び散った。
ホッブスさんが撮影した動画には、乗務員がペーパータオルやゴミ袋を使って汚物を片付ける様子が映っている。
乗客にはマスクとウェットティッシュが提供されたという。しかしホッブスさんは「臭いは全く消えなかった」とRedditに投稿している。
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また、ホッブスさんは「乗客にとっても、犬にとっても、かわいそうな飼い主にとっても、最悪の状況でした」とPeopleに語っている。
ユナイテッド航空は4月10日、問題が発生したことをハフポストUS版に認めたが、詳細は明らかにしなかった。
ユナイテッド航空では、介助動物を除いて、猫や犬などのペットは座席下に収まるキャリーケースに入れることが義務付けられている。
問題が発生したフライトに乗っていたのが介助犬だったかどうかは明らかになっていない。
ホッブスさんは「混乱状態に適切に対応した客室乗務員たちは称賛に値する」とPeopleにコメントしている。
機内で発生した悪臭を巡る類似の問題が相次いでいる。
3月には、ドイツからアメリカに向かっていたユナイテッド航空便で機内トイレが溢れ、悪臭が発生した。
2023年9月には、アメリカからスペインに向かうデルタ航空便が、乗客の下痢で引き返している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
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