同性フラミンゴカップル、卵をかえして父親に。英動物園でふわふわのヒナを一緒に子育て中

ペイントン動物園で、同性のフラミンゴカップルがヒナをかえすのは初めてだそうです
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Suzanna Ruby via Getty Images

イギリス・デヴォン州のペイントン動物園で、オスのフラミンゴカップルが生まれたばかりの新しい家族を育てている。

ペイントン動物園は8月12日、チリーフラミンゴのカーティスとアーサーが、同性ペアとしては同園で初めて、卵をかえすことに成功しヒナを育てているとインスタグラムに投稿した。

ペイントン動物園では、フラミンゴのヒナの誕生は2018年以来だという。

ペイントン動物園の鳥類担当ピート・スモールボーンズ氏は、カーティスとアーサーは他のカップルが放棄した卵を育てたのではないかとプレスリリースでコメントしている。

鳥類、特にフラミンゴとペンギンの同性カップルによる子育ては、これまで何度も観察されている。

イギリスのグロスターシャーにある野鳥&湿地トラストでは2007年、オスのフラミンゴカップルのカルロスとフェルナンドに放置されていた卵が与えられ、2羽は念願だった子育てを始めた。カルロスとフェルナンドはそれまで、他のフラミンゴペアから盗んだ卵を温めてかえしていた。 

また、イギリスオランダスペインアメリカなど世界各地の動物園で、同性のペンギンカップルによる子育てが観察されている。

スモールボーンズ氏は、カーティスとアーサーが子育てを始めたことに驚いた鳥部門の飼育員はいなかったが、他の部門ではびっくりされたとガーディアンに述べている。

その一方で、出会いもあれば別れもある。アメリカ・コロラド州のデンバー動物園では2022年、オスフラミンゴのフレディ・マーキュリーとランス・バスがペアを解消した。

2羽はカップルとして数年間をともにし、「代理親」として子育てをしないペアがもうけた子どもを一緒に育てていた。

しかし当時52歳のフレディが若いメスのフラミンゴとつがいになったことでペアを解消。動物園は2羽の別れは「友好的」だったと説明した。

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

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