18年前に消防士の助けで生まれた赤ちゃん、同じ消防署でインターンになる(アメリカ・テネシー州)

「世界は狭いですね!」18歳の若者が、へその緒を切ってくれた消防士のもとでインターンをしています
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EmilyNorton via Getty Images

アメリカ・テネシー州で、18年前に消防士の助けを借りて生まれた若者が、彼らが働く消防署でインターンをすることになった。

NBCの番組・トゥデイによると、OT・ハリスさんの母親のラティーシャ・ホールさんは18年前の2005年1月1日、予定より2日早く陣痛を迎えて、緊急通報した。

救急隊が駆けつけた時には、赤ちゃんの頭が見えている状態だったという。

ホールさんは、「消防士に7番目の子どもなんです……もう生まれますと伝えました」「強くいきむと、OTが生まれました」とトゥデイに語っている。

その時に生まれたハリスさんは、18歳になった2023年、8週間の市のサマー・インターン・プログラムで、ノックスビル消防署に配属された。

インターン初日に自分が生まれた時のエピソードを話すと、消防士たちは覚えていたという。

消防署は6月、ハリスさんと出産を助けた消防士らの写真を、Facebookに投稿。

「世界は狭いですね!ノックスビル消防署のこの隊員たちが2005年に、OTハリスさんの出産を手伝いました。そして今、市のサマー・インターン・プログラムで隊員たちはハリスさんと一緒に働いています!」と述べ、思わぬ形での再会を喜んだ。

消防署の副署長で救急隊員のマーク・ウィルバンクスさんは、18年前にハリスさんのへその緒を切った。出産時、母親のホールさんがとても冷静だったのが印象に残っているという。

「私はただ出産の手助けをしただけです。OTの母親がほとんどすべて自分でやりました」「我々はその後、現場を片付けて消防署に戻りました」とトゥデイに語っている。

ハリスさんはインターンとして消防署の管理業務やソーシャルメディア戦略を担当する予定で、ウィルバンクスさんがメンターを務める。

また、ハリスさんは秋から大学に進学し、英語を専攻する予定だ。

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