自信を失ったとき、自分が揺らいでいるとき。
「自分に何ができるんだろう」
こういった「自分探し的な問い」に答えることは難しい。
漠然とした何かには答えが見つかりにくい。
〇〇ができる、となっても、(でも、できないかも?)という、
( )の中が浮かびやすい。
だから、2重の意味で難しくなってしまう。
どうしたらいいのだろうか?
...
そんなときは、過去に積み重ねてみる
過去のできたことは、完了しているので成功として終わっていること。
できないかも?という否定的な想像の入るスキマがない。
過去の楽しかったこと、比べてみると共通点が発見しやすい。
楽しいことを重ねていくと、趣味になる。
楽しい人、自分を傷つけない人といると、友達になる。
過去に「おおっ」と驚いたこと、それはそのとき、
必要だけど自分で気づいていなかったことを与えられた瞬間かもしれない。
ホームランを見たときの驚きやスタンドの歓声が夢を作る。
本を読んで感動したとき、
そのストーリーを届けられることに、あこがれをいだく。
そのストーリーに震えたり、光を見たりして、そうなりたいと思う。
映画のヒーローやヒロインにあこがれるのは、
それを求める自分のどこかがあるから。
できた過去、楽しいこと、受けた衝撃。
そこに積み重ねると、イメージしやすい。
...
不安や心配に駆られて自分探しの旅に出る前に、
自分の中に埋もれている経験という財宝を探し出してみませんか。
揺るぎない過去の経験は、きっとあなたに自信やあなたらしさを教えてくれます。
(2017年02月24日「ボトルボイス」より転載)