他人の目が気になって、自分の体にコンプレックスを抱いたことはありませんか。
鏡に映る自分の姿を見るのが怖くて、体と向き会うことから目をそらしたことはありませんか。
20〜30代の女性500人を対象としたある調査で、「あなたは自分の体型に満足していますか?」との質問に、「満足している」と答えた人は1割未満でした。体に自信がなくて、悩んでいる人はたくさんいます。
ハフポスト日本版「Ladies Be Open」では、自分の体と真剣に向き合おうとしてきた4人の女性に「自分の体にまつわるストーリー」を聞きました。彼女たちは、いま、どんな言葉で自分の体を語るのでしょうか。
STORY OF
AYAKA NASUNO (20)
大学生
——自分の体の好きなところは?
一番好きなのは目です。目を見るだけでその人が何を考えているか感じ取れるので、私は目がすごい好きです。
——逆に、嫌いなところはある?
昔は胸が嫌いでした。男性が女性の体を意識してみるのがすごく嫌だったからです。今は、いろんな女性に会ったり、外国のモデルさんを見たりして、恥ずかしがらないで体型を人に見てもらおうという姿勢を学び、嫌いじゃなくなりました。
——自分の胸が嫌いだったきっかけは?
小学生の思春期の時って、下着の話とか月経の話とかをすると思うんですけど、その頃誰よりも(月経が)早かったり、誰よりも(胸が)大きくなったりして、自分は人によく見られるなと思って嫌だなと感じていました。
クラスメイトの男子も女子も「胸大きいよね」という話をした時に、「冗談でもきついな」と思うことがありました。周りの人からのプレッシャーがあったんです。
でも胸って大きすぎても悩むし、小さすぎても悩む。それを理解できた時はだんだん自分だけが抱える問題じゃないって、悩まなくなりました。
——自分の娘が同じように体の悩みを抱えていたら?
「自分なりの克服方法を探してごらん」って伝えます。寄り添うような形でサポートしていきたいです。悩みって人それぞれなので、その克服方法を一緒に探してあげたい。
——高校生の時と大学生の時で自分の体に対する思いは変わった?
昔よりも、自分の体を好きになりました。いろんな人が世の中にいるって知ることができたり、自分の体ともちゃんと向き合うようになったので、もっと好きになりました。
——自分の体と向き合うきっかけはあった?
最近体調を崩しやすくなったり、季節の変化で風邪をひきやすくなったりしました。それをきっかけに生活リズムを見直すようになり、できるだけ健康的な生活を送ろうと意識を向け始めたら、自分の体にもっと興味を持ち始めました。そういう意味では、大学生になってからの方が自分の体と向き合っています。
——ファッション業界に変わってほしいことはある?
洋服が細身に作ってあったり、109の店員さんもすごい細かったり...。でも細いことが全てじゃないと思っています。自分らしい体型とかその人にあったバランスがあるはずなので、自分にあった服を見つけやすい環境を作るとか、着心地がいいとか着ている人が満足出来る、見た目だけじゃない基準もあったらいいなと思います。
——憧れている芸能人はいる?
鎌田安里紗ちゃん。元「Ranzuki」モデルで、今慶應の大学院に通っています。普通のモデルさんと違って、エシカルファッション、フェアトレードに興味を持って発信しています。彼女の取り組みや服に対する考え方が好きなので、彼女をお手本にしています。
——見た目に悩んでいる人が多い。その人たちに向けてメッセージをください
同じ悩みを持っている人を見つけたり、悩みが違っても話せる相手を見つけたりすることが大切です。
私も一人で悩んでいる時は辛かったけど、その気持ちを共有出来ることが悩みをやわらげたり、もっとポジティブな方向につなげたりすることができるので、ぜひそういう人を見つけて欲しいです。
STORY OF MAMI ENDO
STORY OF YUMENO SASAKI
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ハフポストでは、「女性のカラダについてもっとオープンに話せる社会になって欲しい」という思いから、『Ladies Be Open』を立ち上げました。
女性のカラダはデリケートで、一人ひとりがみんな違う。だからこそ、その声を形にしたい。そして、みんなが話しやすい空気や会話できる場所を創っていきたいと思っています。
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