健康で自立した生活を送るために欠かせないのが、バランスの取れた食生活。現代は、忙しない日常の中でも、コンビニをはじめ、いろいろな食品を手軽に購入できる環境が充実している。
しかし、栄養管理のために「コンビニ食」を上手に活用できている人はどれくらいいるのだろうか。情報社会でもある現代、デジタル機器を活用できる割合の多い世代と、そうでない世代との間にも溝がありそうだ。
そういった現状を受けて、ファミリーマートと東京中央農業協同組合、農林中央金庫は、地域社会の活性化とシニア世代の健康応援・情報格差対策を目指すコラボイベントを、2024年2月9日(金)に東京都大田区で開催した。
「健康応援」「スマートフォン利活用促進」をテーマとしたコラボイベント
ファミリーマートとJAグループでは、食育やこども支援など、SDGsの領域における取り組みについて積極的に協業を進めてきた。
今回のイベントは、健康寿命を延ばすためのバランス良い食事のコツとともに、身近なコンビニ食活用の方法を紹介することで、シニア世代の元気な暮らしをサポートすることを目的として開催された。
また、社会全体のデジタル化が進展するなかで、デジタル情報にアクセスできないことによる不便や機会損失などへの対応も課題となっている。実際、シニア世代からは「スマホについて周りに聞ける人がいない」「スマホ教室で習ってもいざ実践すると難しい」という悩みの声も聞こえてくる。
同イベントでは、ファミリーマートとJAバンクが提供するアプリの使い方を紹介するとともに、キャッシュレスでのお買い物体験をあわせて実施した。
健康、スマホ、キャッシュレスの3つを学ぶ
同イベントは「健康応援講座」「スマートフォン利用講座」「キャッシュレスお買い物体験」の3部構成で実施された。
健康応援講座では、東京都厚生農業協同組合連合会の管理栄養士を講師に招き、健康寿命を延ばすための栄養・食生活のポイントを参加者に紹介した。また、コンビニでも購入できる、バランスのよい食事に便利な食品も提案した。
スマートフォン利用講座では、「ファミペイ」と「JAバンクアプリ」の利用方法に関する講座も実施された。「ファミペイ」講座では、クーポンやポイント、キャッシュレス決済等の機能が、ひとつのアプリで簡単に利用できることを紹介。また「JAバンクアプリ」講座では、口座残高等が一目で確認できる機能を紹介した。
そしてキャッシュレスお買い物体験では、ファミリーマート店舗でファミペイを使ったお買い物体験を実施し、参加者がスマートフォンひとつで買物に挑戦。キャッシュレス活用の第一歩を踏み出した。
ファミリーマートとJAグループは、今後もSDGsの領域における取り組みを積極的に進めていくという。