女優の市原悦子さんが1月12日、死去した。82歳だった。所属事務所のワンダー・プロダクションが公式サイトで、次のように発表した。
「弊社 女優 市原悦子(本名 塩見悦子)は かねてより病気療養中のところ
平成31年1月12日 午後1時31分 享年82歳にて永眠いたしました
ここに生前のご厚誼を深謝し 謹んでご通知申し上げます」
朝日新聞によると、市原さんは2016年11月、自己免疫性脊髄(せきずい)炎で入院。2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」ではナレーターを務めることが決まっていたが、リハビリに時間がかかり、2017年11月には降板を発表した。
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市原さんは、1936年生まれ。1957年に俳優座に入団し、59年に「千鳥」で芸術祭奨励賞。俳優座のスターとなった。
アニメ「まんが日本昔ばなし」のナレーションを務めたほか、ドラマ「家政婦は見た!」(テレビ朝日、1983~2008)やNHK大河ドラマ「秀吉」(1996)などにも出演。演技派女優として活躍した。