イギリスのグラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で11月8日、2021年環境写真家オブザイヤー(Environmental Photographer Of The Year)の受賞者が発表された。
環境写真家オブザイヤーは、イギリスの水環境管理協会(CIWEM: Chartered Institute of Water and Environmental Management)と環境動画の配信プラットフォームWaterwearが主催する、国際的な環境写真コンテスト。今年は120の国から7000枚以上の応募があった。
世界中から寄せられた写真はどれも印象深く、現在私たちが直面している環境問題に警鐘を鳴らし、持続可能な生活の必要性を呼びかけている。
2021年の最優秀賞はスペインのアントニオ・アラゴン・レヌンシオさんの『The Rising Tide Sons』が受賞。写真は西アフリカのトーゴ共和国で撮影され、海岸侵食により破壊された自宅で寝ている少年が写っている。西アフリカでは海面上昇が深刻化しており、すでに何千人もの住民が避難しているという。
・環境写真家オブザイヤー 最優秀賞
The Rising Tide Son, Antonio Aragon Renuncio, 2019
その他、各カテゴリーの受賞作品がこちら⬇️
・ヤング環境写真家オブザイヤー賞
Inferno, Amaan Ali, 2021
・未来の環境賞
Flood, Michele Lapini, 2020
・サステナブルシティ賞
Net-Zero transition - Photobioreactor, Simone Tramonte, 2020
・気候アクション賞
The Last breath, Kevin Ochieng Onyango, 2021
・水と安全賞
Green barrier, Sandipani Chattopadhyay, 2021
・レジリエンス賞
Survive for alive, Ashraful Islam, 2021