男子サッカーワールドカップで、フランスに1-2で敗れたイングランド。
1966年以来となるトロフィーを手にすることはできなかったものの、代わりにカタールで出会ったネコのデイブを、家族の一員として連れて帰ることになった。
ガーディアンによると、デイブはイングランド代表が宿泊していたホテルにふらりと姿を現した野良ネコ。選手たちによって名付けられ、大会期間中に同チームの非公式マスコットになっていた。
中でもデイブに夢中になったのが、ジョン・ストーンズ選手とカイル・ウォーカー選手だ。
ストーンズ選手は「初日に小さなテーブルを置いたら、すぐにデイヴが現れたのです。それから毎晩、デイブはそこに座って食べ物を待つようになりました」と、インスタグラムで話している。
さらに、デイブは1カ月選手たちと過ごすうちに、舌が肥えたようだ。
ストーンズ選手は「この間、食べ残したんです。ちょっとムッとしました。贅沢になっているのかも」と明かしている。
また、ウォーカー選手は「猫が嫌いな人もいるけれど、私はデイブが大好きです」とイングランドサッカー協会のインタビューで述べている。
「優勝して、家に連れて帰ることが許されるのならば、デイブを家族に迎えたい」「そうなったら、ジョンとシェアします」
<ウォーカー選手の投稿:ジョン・ストーンズ(@johnstonesofficial)にデイブを連れて帰るのは君じゃないと言っているところ🐈🤣>
さらに、ウォーカー選手は、フランスとの試合前記者会見でデイブについて聞かれ「元気です。先日の夜、他の猫とちょっとした喧嘩をしました。縄張りと食べ物を争ったんだと思いますが元気です」と嬉しそう語った。
「ワールドカップで優勝し、家に一緒に帰るという約束を果たせたらいいんですが。デイブは元気です。お尋ねいただきありがとう」
残念ながらイングランドは12月10日の準々決勝でフランスに負けて優勝を逃したものの、デイブは、選手たちと一緒にイギリスに行くことになった。
PA通信によると、最初にカタールの動物病院で血液検査とワクチンを受け、4カ月隔離された後にイギリスへ向かう。
イギリスに到着した後、デイブはストーンズ選手の家の一員になるのか、それともウォーカー選手が迎えるのか。
PA通信のリッチ・マッカーシーさんが投稿した動画では、スタッフが「誰が飼うかはまだ決まっていない」と話している。