ジャニス・マッケイ・フレイヤーさんにとって、それは人生で最高のハグだった。
NBCニュース海外特派員のフレイヤーさんは2月から、日本、イギリス、そして中国で新型コロナウイルスの取材を続けてきた。
家族に会えるのを待ちわびながら5週間の取材を終え、3月半ばに北京の自宅に戻った時に、彼女を待っていたのは14日間自主隔離だった。
そしてフレイヤーさんが自主隔離している間は、息子と夫のケヴィンさんは一次的に別のアパートに移動しなければならなかった。
自主隔離や取材のために、フレイヤーさんが家族に会えなかった日数は49日間にのぼる。
そして4月1日、フレイヤーさんはついに息子と再会した。再会の様子を撮影した動画には、マスクをつけた息子が母の姿を見つけて、「ママ!ママ!早く!」とジャンプしながら叫ぶ様子がうつる。
ようやく再会できた息子と母は、互いに抱きしめあってしばらく離れなかった。
フレイヤーさんはInstagramに、会えなかった49日間は、1日1日がとても大変だったとつづる。
「多くの心配ごと、決断、計画の失敗、そして自主隔離」
「その間、小さな息子はとても勇敢で、心優しく、明るく振舞っていました。言葉で表せないくらい、私は息子に会いたかった。このハグは、人生で最高のハグです」
フレイヤーさんはInstagramに、一人で自主隔離している時の写真も投稿している。
3月22日の写真には、アパートのドアの貼ってある、2枚の紙がうつっている。
上の紙は「ママ、お帰りなさい」というメッセージが書かれた息子の絵で、下の紙は「アパートから14日間出てはいけないという当局からの通知」だとフレイヤーさんは説明する。
自主隔離中は、食料や必要品を注文して、アパートのスタッフがドアの前まで運んだという。
23日には、サプライズで夫と息子がアパートの外までやってきて時の動画が投稿されている。
お互いに投げキスを手をしながら手を振る家族。
「北京で自主隔離中、家を出れず、長期間家族に会えず、ハグもできない時に電話。窓際に出てみたら……」 と、フレイヤーさんは喜びを綴る。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。