テスラCEOのイーロン・マスクさんの7人の子どものうちの1人が、カリフォルニア州最高裁判所に法的な名前の変更を申し立てた。
最初に報じたTMZによると、子どもは18歳になった2022年4月に、改名を申請した。
理由は、自身の性自認の反映と父親との関係を断つためだという。
裁判所に提出された書類には、「性自認と、生物学上の父親とどんな方法や形でも一切つながりを持ちたくないから」と説明されている。
申請をした子どもの母親は、カナダ出身の作家で、イーロン・マスクさんと2000〜2008年の間結婚していたジャスティン・マスクさん。
ジャスティンさんは20日、改名申請をした18歳の双子の1人について、次のようにツイートした。
ジャスティン・マスクさんのツイート:18歳の子どもが「私は変わった子ども時代を過ごした」「こんなに普通に見えるようになったのが信じられない」と言いました。私が「あなたが誇らしい」と伝えると「私も自分が誇らしい!」と答えました。
ジャスティンさんとイーロンさんは2002年に、生後10週間の男の子を乳幼児突然死症候群で失った。
18歳の双子は2004年生まれで、ふたりの間には、16歳の3つ子もいる。また、イーロンさんは歌手のグライムスさんとの間に2人の子どもをもうけている。
イーロンさんは、今回の改名申請についてコメントしていない。
また、イーロンさんがLGBTQのことについて公に語ることはほとんどないものの、Twitterの投稿がトランスジェンダー嫌悪だと批判されたこともある。
例えば2020年12月には、山積みになった死者の横で、兵士が自分の顔に血を塗るイラストを投稿し、「プロフィールにhe / him(彼 / 彼の)を加えた時」とコメント。その兵士が被っていた帽子には「私は人々を虐げたい」と書かれていた。
マスクさんは6月19日の父の日には、「すべての子どもたちを愛している」とツイートしている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。