カナダの歌手グライムスさんとの間に我が子が生まれたことを、5月4日に報告したテスラCEOのイーロン・マスクさん。
赤ちゃんが生まれたことをTwitterで伝えた後に、名前を聞かれて「X Æ A-12 Musk」だと答えた。
この名前に、インターネットはちょっとした騒ぎに。多くの人たちが、冗談だろうとも考えた。
しかし冗談ではなかったようだ。グライムスさんがTwitterで、名前の意味を説明した。
それによると「X Æ A-12」には次のような願いが込められている。
・Xは、未知の変数
・Æは Ai (愛とAI)
・A-12は、 グライムスさんとマスクさんが愛してまない航空機SR-71の先駆けとなった航空機のこと。武器も防御機能もなくて超高速、素晴らしい戦闘能力を備えているが暴力行為を行わない、とグライムスさんは説明する。
さらに、Aにはグライムスさんの大好きな曲「Archangel」という意味、そして12には2020年の干支の「庚子(かのえね)」の意味も含まれているという。
名前の意味は明らかになったが、まだ謎は残る。どう発音すればいいのだろうか?
Twitter上では、「X Æ A-12」さんの名前をめぐる様々な投稿がまだ飛び交っている。
「ちょっと待って。つまり冗談じゃなかったってこと???」
「我々は、この名前をどうやって正確に発音するのかと考えている」
■運命とアイデンティティは、子どもが自分で決めていく
ふたりの初めてとなるX Æ A-12さんが生まれた後、マスクさんは我が子を抱く自分の姿も投稿した。
赤ちゃんの性別について、マスクさんは男の子だと伝えている。
しかしグライムスさんは2月、生まれてくる子どもが女の子か男の子かと聞かれた際に、性別については親が決めたくないと語っている。
「赤ちゃんの性別は言いたくないんです…。プライバシーを守らなければいけないと感じているから」
「それに、(本人が)将来そのジェンダーではないと感じる場合もあると思うから、ジェンダーを決めたくないんです」
グライムスさんはSNSでも「自分の運命とアイデンティティは、自分で決めると思う」と、性別は本人に決めさせるという姿勢を見せている。