「DVされても逃げちゃダメ」という「親子断絶防止法案」を推進したい方々が書いたと思われるデマサイトが話題になりました。
子を自分だけのものにできました日本最高
「保育園落ちた日本死ね」と引っ掛け、その解説文を書いて(意図せず、結果として、ですが)世の中に広めた僕を文中に出して揶揄しよう、という魂胆が見え見えで、「親子断絶防止法推進派の人たち、必死だなwww」と笑っていたら、フェイスブックで何人かの善良な知人の方々が真に受けていて、「えぇっ!そんなわけないじゃん!」と思ってたのでした。
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そしたら、案の定、専門家の 打越 さく良 弁護士が、「やれやれ、まったく・・・」みたいな感じでぶった切っていたので、信じちゃった方々は、ぜひお読みください。
弁護士が指摘する「子を自分だけのものにできました日本最高」ブログの間違い。親子断絶防止法に欠けている視点とは?
個人的には、「DVって言えばすぐ裁判所は信じる」っていうところが、最もデマ度が高いな、と。
DV認定のハードルは物証揃えなくちゃいけない等などで、相当高いわけで、信じちゃう人が多いっていうことは、そういうことって全然知られてないんだな、と改めて認識しました。
と同時に、こういうデマを広げてまで、自分たちの都合の良い法案を通そうとしている方々の怖さに慄然としました。
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そうした方々に虐げられて来た、DV被害者の妻たちに心から同情するとともに、この人たちのために誰かが体張って頑張らないと、と思ったわけです。
そういうわけで、ますます、異常な「親子断絶防止法案」(=「家族一緒が良いこと、DV・超モラハラ気味でも逃げちゃダメ、面会交流は原則強制」法案)に反対しなきゃと、固く心に誓ったのでした。
(2017年3月29日「駒崎弘樹公式サイト」より転載)