2021年後期朝ドラ発表 史上初の3人ヒロイン 今夏オーディション敢行
NHKは28日、2021年度後期連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(第105作)を制作することを発表した。ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母・母・娘、3世代ヒロインが織りなす、小さな奇跡に満ちた100年のファミリーストーリー。“朝ドラ”史上初となる3人のヒロインが紡いでいく。脚本は連続テレビ小説『ちりとてちん』を手掛けた藤本有紀氏がオリジナル脚本を書き下ろす。
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また、ヒロインオーディションを今夏に実施することも明らかにした。冬頃、出演者を発表し、21年春頃クランクイン予定。制作統括の堀之内礼二郎氏は、「今、新型コロナウイルスの影響で、世の中が重い空気に包まれているように感じています。このドラマの企画を開発している間も、自分たちがやっていることは不要不急ではないのか、という問いと向き合いながら、それでも心を奮い立たせながら準備を進めてきました。大規模な出演者オーディションを行うことも、一時期はあきらめていました」と状況を説明。
そして、オーディション実施を決めたことについて、「途中で、今こそやるべきなのではないか、と考えを改めました。活躍の機会が失われ、多くの若者の未来が閉ざされてしまっている状況の中、夢をみること、そしてチャレンジすることをあきらめないでほしいと願いました」と、真意を語っている。
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