アニメ映画『ドラクエ』豪華キャスト13人公開 主人公に佐藤健、ビアンカに有村架純、フローラに波瑠
人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズの初となる3DCGアニメ映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(8月2日公開)のボイスキャストが4日、公開された。『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を原案とした同作で、勇敢な主人公・リュカ役に佐藤健、リュカの運命の相手となる2人の女性・ビアンカ役に有村架純、フローラ役に波瑠。いたずら好きな王子・ヘンリー役を坂口健太郎、リュカの父・パパス役を山田孝之が務めるほか、ケンドーコバヤシ、安田顕、古田新太、松尾スズキ、山寺宏一、井浦新、賀来千香子、吉田鋼太郎らが出演する。あわせて予告映像も公開された。
現在までに80を超えるシリーズ作品が発表されている中で、「親子三代にわたって魔王を倒す」「結婚相手を選ぶ」など、大河ドラマのような人生を体感できる作品として1992年の発売から25年以上経った今でも特に愛され続けている『天空の花嫁』。
劇中で父との別れ、運命の相手との出会いなど多くの試練を乗り越え、家族とともに魔王の復活を阻止するために旅をする勇敢な主人公・リュカ役の佐藤は「主人公の声を務めさせていただくということで責任重大なわけですが、どうなのでしょう、不安です」と心境を告白。
「しかし佐藤なんかに任せてらんねえよという方にもぜひこの映画を観に来ていただきたいのです。なぜならこの物語の主人公は僕が演じた“リュカ”ではなく、紛れもなく今の時代を生きる“あなた”なのですから」と呼びかけている。
リュカの運命の相手となるビアンカ役の有村は「ビアンカは、気が強くはすっぱな部分もあるけれど、心の隅でリュカを想う乙女な心も持った魅力的な女性です。寛容で肝っ玉だからこそどんなことも受け止め、立ち向かう芯の強さを大切に、ブレることのないよう演じました」。フローラ役の波瑠も「全ての男性が憧れるお嬢様の役なんて、と驚きましたが、ご一緒した佐藤さんをはじめとしたキャストのみなさんに引っ張ってもらいながらどうにか収録できました。あんなに可憐なお嬢様が私の声で喋っているのはすごく不思議な感覚です」とキャラクターの魅力を熱弁。
また、ヘンリー役の坂口は「まさか自分がヘンリーの声をさせていただけるとは、と驚きました。わがままな王子だったヘンリーが、大人になって立派な姿になる。そこを声で表現するのが難しかったです」、パパス役の山田も「大好きなパパスのプレッシャーは半端ではなかったです。しかし、もし私が主人公の声を演じるとなった場合、演技プランが1つしか思い浮かばないのでパパス役で助かりました。完成を非常に楽しみにしています。ヨシ、いや、山田孝之より」とコメントを寄せた。
スタッフは総合監督に『ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ』などで監督・脚本を手がけた山崎貴氏、監督を八木竜一氏と花房真氏、『ドラクエ』の生みの親であるゲームデザイナーの堀井雄二氏も原作・監修を担当。音楽も『ドラクエ』の世界を支え続けてきた作曲家・すぎやまこういち氏といった、夢のような豪華な布陣で制作される。
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