犬がコンロに火をつけて火災が発生。家族が就寝中に壁や天井に燃え移る(アメリカ)

「もふもふプッシュ」とも呼ばれるペットによる事故。消防署は対策を呼びかけています
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IzaLysonArts / 500px via Getty Images

アメリカ・コロラド州で6月26日、犬が誤ってコンロに火をつけたことによる火災が発生した。 

コロラドスプリングス消防署が公開したホームセキュリティカメラの映像には、飼い犬が後ろ足で立ち、コンロの上に置かれた物のにおいを嗅ぐ様子が映っている。

この時に前足が点火ボタンの一つに接触してコンロに点火。上に置かれていた箱に引火し、壁や天井へと燃え広がっている。

消防署によると、家族は火災発生時は就寝中だったものの、AppleのHomePodの「高熱アラート」が鳴り、目を覚ました。

消防隊が午前5時前に現場に到着した時には、住民の1人がすでに火を消していたという。

消火作業に当たった住人が煙を吸って病院に運ばれたが、家族やペットにその他の怪我は報告されていない。

ただし、コロラドスプリングス消防署は「火事で家は大きな被害を受け住人は避難している」とUSAトゥデイに話している。

ペットによる火災は日本でも発生している。製品評価技術基盤機構(NITE)は3月、2013〜22年度の10年間で犬や猫などが原因の事故は61件発生し、そのうち約9割の54件が火災事故だったと報告した。

NITEは、出掛ける際はガスコンロの元栓を閉める、IHコンロ・電気コンロは主電源を切る、操作ボタンをロックするなどの対策をとるよう求めている。

@NITE_JPプレス発表】

🐶 #もふもふプッシュ に気を付けて!

お留守番中の犬のまさかの行動でガスこんろ火災🔥に!?
答えは動画↓↓↓をご覧ください。#キケンを知らせナイト #NITEhttps://t.co/8PMZS5KYN7 pic.twitter.com/jcuJErKawK

— ナイト(独立行政法人 製品評価技術基盤機構) NITE公式 (@NITE_JP) March 28, 2024

コロラドスプリングス消防署は、就寝場所の内側と外側、また家の各階に火災警報器を設置し、可燃物をコンロやオーブンから離し、すべての部屋で2カ所の避難経路を確保するよう注意喚起している。

ハフポストUS版の記事を翻訳・加筆しました。

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