アンドリュー・グルザ氏にとって、セックスは彼のビジネスだ。
彼は障がい者啓蒙コンサルタントとして、障がい者に付きまとう偏見、特に性についてー、の払拭に取り組んでいる。
そして今、彼の新たな冒険が最高にセクシーなことになっている。
車椅子生活のグルザ氏は、ある日Twitterを見ていて、#DisabledPeopleAreHot(障がい者はセクシー)というハッシュタグが過去使われた事がないことに気づいた。そこで、彼は自分の写真をそのハッシュタグと共に投稿し、他の障がい者にも同様にするよう呼びかけた。
翌朝にはそのハッシュタグは話題になっており、初投稿された2月19日以後今でもずっと注目されている。
#DisabledPeopleAreHotの人気は、障がいを持つ人を勇気付けるだけでなく、障がい者に対する偏見を乗り越える手助けもしている、とグルザ氏はハフポストUS版に語った。
また、このハッシュタグの目標と、自分の性生活についてみんなに知ってほしいことについて話した。
なぜこのハッシュタグに大きな反応があったと思いますか?
障がいを持った人たちは、セクシーで官能的で楽しい、と感じる場所が欲しいのでしょう。ハッシュタグは、ただセクシーさをアピールするのでなく、「障がいがある事は誇りだ」と言っているんです。
なぜこのような活動が必要なんでしょうか?
このようなハッシュタグは、普段無視されているようなコミュニティーに光を当ててくれます。正直に言うならば、健常者は障がいを持つ人への差別心を持っており、その考えにとらわれるがあまり、障がい者の事を考えもしないのです。
今までどんな性や性生活における偏見を感じましたか?
みんな僕はセックスをしないだろうと思っています。性欲がないとか、勃起できないとか...だからセックスできないだろう、とか。ゲイ・コミュニティーも僕に対して大きな偏見を持っています。それを跳ね返して「僕も君らと同じで、君らがやっているのと同じ事をしたいんだ!」と言うのは非常に難しいのです。どうやって対応していますか?
もっと変わって目立つようにしています。もっと自分らしさを見せて「うるさい。これが僕。耐えられないのなら出て行け!」と言います。あなたの性生活について、みんなに知って欲しいことは?
とても複雑だけど、素晴らしいってことです。ちょうどハフポストUS版に掲載予定のエッセイを書き終えたんですが、それには、僕は主に売春婦とセックスをすると言うことを書きました。本当に、彼らとの関係が僕を救ってくれたんです。自分が雇って働いてくれる人との関係はドライで、揉め事などにならなくて良いんです。僕は、売春婦と一般人の両方とセックスできるのを嬉しく思っています。でも、障がいがあるために選んだ売春エージェンシーは気に入っています。
障がい者の啓蒙と存在感をアピールするハッシュタグを作り出したことをどう思いますか?
人々は、同性愛や障がい、性の交点を率直に話してくれる誰かを求めています。遠回しに話すと、人々の偏見を引き出せません。人々を障がい者差別に向き合わせることで、変化が生まれます。このハッシュタグから人々に何を学んで欲しいですか?
障がい者はセクシーだって事。それだけ。みんなにこのハッシュタグを見て、微笑んで欲しい。でも2つの目的があります。1つは障がい者に性的魅力を感じてもらい、自尊心を持ってほしい。もう1つは健常者に僕らを見てほしい、それだけ。
理解してほしいのは、僕らは複雑で色々あるけれど、障がい者として自分自身を楽しんでいる、ということ。そしてそれに誇りを持っている、ということです。障がい者の政治では、「障がいではなく、その人自身を見よう」と言うけれど、ふざけるな!と言いたい。なぜ「障がいのある人」として見れないのか?このハッシュタグが変えたいのはそこです。
ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。