元NBAの名選手、デニス・ロッドマン氏が「バスケ外交」を繰り広げている。3月30日、トランプ大統領のキャッチフレーズ「Make America Great Again(アメリカを再び偉大にしよう)」が書かれた帽子を被る金正恩氏の、驚きの合成写真をツイッターに投稿した。
「来月、2人が会談した後、こうなることを祈るよ」
ロッドマン氏はこうツイートした。
ツイートには、#Peace #Love #NotWar #Diplomacy(平和、愛、非戦、外交)という、4つのハッシュタグが付いている。
金正恩氏とトランプ大統領の米朝首脳会談は、5月までに予定されているが、時間や場所などはまだ決まっていない。
ロッドマン氏は、2013年に北朝鮮で開かれたバスケのエキシビションで、金正恩氏と歓談。それ以来、何度も北朝鮮を訪問しており、金正恩氏ともっとも長く時間を過ごしたアメリカ人だと目されている。
一方でロッドマン氏はトランプ氏とも交流があり、トランプ氏のリアリティ・ショーに出演していた時期もある。
そのため、この元NBAスターは2人の仲介人になろうとしてきた。2017年12月には、英ガーディアン紙で、こう語っている
「ドナルドには、最初からずっと言ってるんだよ。会いませんか? 元帥(金正恩氏)が望んでいることを伝えるから、って。そんなたいしたことじゃないから」。金正恩氏の望みとは何なのか。それは「トランプ大統領に直接言う」と語った。
トランプ大統領は3月8日の時点では、次のようにツイートしていた。
「クレイジーなデニス・ロッドマンは、私が北朝鮮に行きたがっていると言ったそうだ。そんな話はしたこともない。興味もない。一番行きたくない場所だよ」
「ロッドマンは酔っ払っていたか、ラリってたんじゃないか。ショーをクビにしてよかったよ」
しかし、トランプ氏のツイートのトーンは、3月28日時点では大きく変わっている。少なくとも金正恩氏との会談については。
「何年もの間、どの政権下でも、朝鮮半島の安定と非核化の可能性はほとんどないと言われてきた。だが、金正恩氏が人民と人道のために、正しいことをする可能性が出てきた。会談が楽しみだ!」
For years and through many administrations, everyone said that peace and the denuclearization of the Korean Peninsula was not even a small possibility. Now there is a good chance that Kim Jong Un will do what is right for his people and for humanity. Look forward to our meeting!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2018年3月28日
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。