ドイツのスタートアップ企業DeepLが6月16日、翻訳サービスの有料版「DeepL Pro」日本語版の提供を開始しました。DeepL Proでは、データ保護、文字数制限なしの翻訳、API機能などが利用できます。価格は月額1200円からで、利用回数によって異なる3つのプランを用意。年間契約で利用すると月額の料金が割引になります。
DeepL翻訳は2017年8月に公開されたニューラルネットワークを用いた翻訳サービスで自然な翻訳文が特徴です。世界初の訳文検索エンジンを公開したLingueeを前身としており、そのLingueeのデータもDeepLの機械学習に活かされています。ブラインドテストでは、Google、Microsoft、Amazonの翻訳サービスと比較し、高い評価を獲得したとしています。3月には日本語と中国語にも対応して、文字数制限のある無料版のみで展開していました。
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DeepL Pro対応のリリースによると、DeepL翻訳が日本語に対応して以降日本のユーザー数が驚くほどの増加傾向にあるとし、有料版の準備を優先して進めてきたそうです。また、エンガジェット日本版およびTechCrunch日本版では、今後DeepLを利用した翻訳コンテンツを作成、掲載する予定です。
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