「紀州のドン・ファン」殺害事件、家族や会社関係者の都内関係先を捜索

覚せい剤の摂取と死亡の因果関係についても調べる

殺人容疑で都内関係先を家宅捜索 和歌山の資産家変死

和歌山県田辺市の会社経営男性(77)が死亡し、遺体から覚醒剤成分が検出されたことを受けて、県警は3日までに、東京都内にある男性の家族と会社関係者の関係先を殺人容疑で家宅捜索した。捜査関係者への取材でわかった。県警は覚醒剤の摂取と死亡の因果関係について慎重に調べている。

捜査関係者によると、捜索したのは、新宿区の家族の関係先と港区の会社関係者宅。男性は5月24日夜に自宅で倒れ、死亡が確認された。司法解剖で、血液や胃の内容物などから多量の覚醒剤成分が検出された。捜査関係者によると、男性が倒れた時、この家族と会社関係者の2人が在宅していたという。

男性は、市内で酒類販売業や不動産業などを営む資産家として知られ、多くの女性との交際をつづった本「紀州のドン・ファン」を2016年に出版。週刊誌などにも登場していた。

(朝日新聞デジタル 2018年06月04日 05時31分)

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