ダフトパンクが解散。爆発する動画で、28年の歴史の終焉を伝える

フランスのテクノユニット「ダフト・パンク」が、別々の道を歩むことが明らかになりました
イタリア・ミラノで開かれたコンサートに出演したダフト・パンク(2019年7月8日)
イタリア・ミラノで開かれたコンサートに出演したダフト・パンク(2019年7月8日)
Photo by Marco Piraccini/Archivio Marco Piraccini/Mondadori via Getty Images)

「We don’t stop, you can’t stop(我々は止まらない。あなたも止まってはいけない)」とダフト・パンクは歌った。しかし止まる時がきたようだ。

フランスのテクノユニット、ダフト・パンクが、解散して別々の道を歩むことが明らかになった。

ダフト・パンクは2月22日、「エピローグ」というタイトルの約8分間の動画を投稿した。

彼らが監督した2006年の映画『エレクトロマ』の一部が抜き出されており、り、「ダフトパンク」と書かれたジャケットを着たふたりが、平坦な荒野を歩いている。

シルバーのヘルメットをつけた方が突然歩みを止めてジャケットを脱ぐと、背中にはタイマー付きの装置が。

ゴールドのヘルメットをつけた方がそのタイマーを押し、カウントがゼロになるとシルバーのヘルメットの人物は爆発。スクリーンには、「1993-2021」という文字が浮かび上がる。

1993-2021は、ギ=マニュエル・ド・オメン=クリスト氏とトーマ・バンガルテル氏が、ダフトパンクとして活動した時間だ。

動画では、ダフト・パンクが解散するとははっきり伝えられていない。

しかしダフト・パンク広報のキャスリン・フレイザー氏は22日、音楽メディアPitchforkにダフト・パンクが解散すると述べた。解散理由は明らかにしていない。

『One More Time』『Around the World』『Harder, Better, Faster, Strongerr』などのヒット曲で知られ、ヘルメットを被ったロボットのような装いがシンボルのダフト・パンク。

何度もグラミー賞にノミネートされ、2013年のアルバム 『ランダム・アクセス・メモリーズ』は最優秀アルバム、 ファレル・ウィリアムスとナイル・ロジャースとコラボした『ゲット・ラッキー』は最優秀レコード賞を受賞した。

他にも、映画『トロン・レガシー』のサントラのスコア制作や、伝説のコーチェラ出演、カニエ・ウェストのアルバム『Yeezus』の共同プロデュース、The Weekendとのコラボなど、活動は多岐にわたる。

突然の解散のニュースに、多くの人たちが悲しみを投稿している。

ダフトパンクが解散?時代の終わりだ。あなたたち本当に大好きなんだ。私の音楽の入り口になってくれてありがとう

え、嘘!?ダフトパンクが解散???数年振りにアップロードした『エピローグ』に1993ー2021と書いてある。新しい曲、もしくはコンピレーションアルバム、それかツアーという可能性もありうるけれど、もしかしたら別れかもしれない…

28年の活動の後、ダフト・パンクが公式に解散を発表した。心の底から悲しい。彼らは永遠にレジェンドであり続けるだろう

ダフト・パンクが新しい動画を投稿して大喜びしたんだけれど、これを見たら喜べなくなった。クソ、解散だなんて嫌だ

ダフト・パンクがこれを投稿。泣いてる

ダフト・パンクが引退だなんて、どうか嘘だと言って

ハフポストUS版の記事を翻訳しました(翻訳:Satoko Y )。

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