アメリカ・メイン州のカスコ湾で11月5日、「コットンキャンディロブスター」と呼ばれる、ブルーとピンクのロブスターが見つかった。
コットンキャンディロブスターは非常に珍しく、ナショナルジオグラフィックによると4~5年に1度見つかる程度だ。このロブスターを所有していた業者「ゲット・メイン・ロブスター」は、1億匹に1匹の割合だと述べている。
ロブスターを捕獲したのは、漁師のビル・カッパースミスさんだ。「罠にかかった1匹に、変わった色のロブスターがいるのに気付きました」「おもちゃなのか何なのかわからなかった」とボストンドットコムに話している。
ロブスターは、カッパースミスさんの孫にちなんで「ハディ」と名付けられた。
メイン州はロブスター料理で有名で、溶かしバターで食べることで知られる。しかしハディに溶かしバターがつけられることはなさそうだ。
ゲット・メイン・ロブスターCEOのマーク・マレルさんは、ハディをニューハンプシャー州のシーコースト・サイエンス・センターに生きたまま寄贈した。
マレルさん「買いたいというオファーがあったのですが、断りました」とハフポストUS版に述べた。
多くのロブスターを取り扱ってきたマレルさんだが、キャンディコットンロブスターを実際に目にするのは初めてだった。「自分の目で見たことはありませんでしたし、ビリーも、こんな色のロブスターを捕まえたのは初めてです」と述べた。
実際に手にして、マレルさんはその美しさに魅せられたという。
「殻の色が本当に素晴らしくて、ライトに照らして回転させると、まるで宝石みたいです」「牡蠣の内側のような色をしていて、真珠のよう」とボストンドットコムに話している。
ナショナルジオグラフィックによると、コットンキャンディロブスターの珍しい色は、アスタキサンチンと呼ばれる色素がタンパク質と結合して起きる。
4月には、イギリスで青いロブスターが見つかっており、その時には海に戻された。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。