将来の映画鑑賞のための「未来チケット」が好評 「映画館で待ってるよ!」 【新型コロナ】

将来の映画鑑賞のために、今チケットを購入する「未来チケット」。複数の劇場が導入をスタートしました。
ヒューマックスシネマ公式サイトより
ヒューマックスシネマ公式サイトより

東京・神奈川・千葉で映画館を展開するヒューマックスシネマが、チケットキャンペーン「BACK TO HUMAX!映画館で待ってるよ!」をスタートした。

ヒューマックスシネマは現在、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、東京・池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマ、千葉・成田HUMAXシネマズを臨時休業している。さらに、4月24日にリニューアルオープンを予定していた神奈川・横須賀HUMAXシネマズも、開業を延期することが決定している。

「ヒューマックスシネマが再開したら、またたくさんの映画を見て楽しんでもらいたい!」という思いから、5月15日までの期間限定で「BACK TO HUMAX!映画館で待ってるよ!」チケットを販売。価格は1,300円で、劇場再開日から2020年12月31日まで有効だ。ヒューマックスでは一般の通常料金は1800円のため、500円割り引いた金額での販売となる。

購入は2枚から可能で、特典はヒューマックスシネマからの直筆メッセージと特製のB5ファイル。発送は5月中旬以降に順次行われる予定だ。

「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」クラウドファンディングページ
「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」クラウドファンディングページ

この「未来チケット」は、全国のミニシアター(小規模映画館)を守るため、映画監督の深田晃司さんと濱口竜介さんが発起人となって有志で立ち上げたクラウドファンディングプロジェクト「ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」でも、リターンとして用意されている。

「ミニシアター・エイド基金」の「未来チケット」は、基金に参加するすべての劇場(4月20日時点で全国110劇場・93団体)で使用可能な映画鑑賞券。2022年末まで使用することができ、譲渡も可能だ。「ミニシアター・エイド基金」は4月13日に開始してからわずか3日で目標金額である1億円を達成し、その後もさらなる支援が続いている。

チケットの購入者からは、「未来に何の作品を見るか考えるだけで楽しい」「平和になったらまた劇場に行く」などの声が上がっている。

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