東京都の小池百合子知事は6月12日の定例会見で、劇場やホールの支援策を新たに打ち出した。
支援策は、都内を本拠地とし、都内の劇場やホールで予定していた公演が中止・延期となった団体が対象。中止などとした公演を、代わりに入場制限するか無観客で実施し、撮影した動画を一定期間、無料配信することが条件だ。
全部で300公演を募集し、1公演あたり200万円の制作支援金を出すという。公演の撮影と動画編集は別途、都が負担する。公演作品は30分程度の動画に編集して東京都の「アートにエールを!」の特設サイトで公開されるという。
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小池知事は「この間、ずっと文化・芸術活動をできてこなかった皆さんには是非この場を活用していただいて、ご自分のアートの才能や思いを是非ご披露していただきたい。多くの団体にご応募していただきたい」と話した。
■アーティスト支援の再募集も
このほか、都内に住んでいたり活動したりするアーティストを対象に、動画作品を募集する「アートにエールを! 東京プロジェクト(個人型)」も2万人の応募があったが、さらに4000人程度を再募集することも合わせて発表された。
審査を経て特設サイトで配信されると、出演料相当として都が1人あたり税込み10万円を支払う。