2人の子どもを連れて近所のカフェに行ったら、ほぼ満席。座る椅子が足りなくて困っていると、近くの席に座っていた学生の男女が気を利かせてくれた。そこで、子ども達からも2人に御礼をすることに。
そんな体験を描いた4ページのマンガが、Twitterに投稿されると、4000件以上の「いいね」がつきました。「なんて平和な優しい世界」「優しさのキャッチボールね」「凄くホッコリしました」と話題になっています。
■「イスどうぞ、使ってください」と勧められる
作者は、9歳のひなさんと6歳のひよりさんという2人の娘を育てながら、育児漫画「ひなひよ日記」をTwitter上で掲載し続けているimo-nakさん(@k_i_121)。今回のマンガは「この間、ささやかながらすごく嬉しかったこと」として、3月4日に投稿しました。
近所のカフェに2人の娘さんを連れて出かけたところ、1つだけ空いていた席を見つけましたが、椅子が1つ足りません。
隣に1人で座っていた学生さんに椅子を使ってもいいか聞いてみると、後からもう1人来るとのこと。imo-nakさんは他に空席がなければ、ひよりさんを膝に乗せて座ろうと店内を見に行きます。
他に空席はなく娘さんたちのところに戻ると、先ほど声をかけた学生さんと娘さんたちが話しているのが目に入ります。
すると学生さんは「やっぱり、イスどうぞ、使ってください」と椅子を譲ってくれました。imo-nakさんが「お連れ様が座る場所がないんじゃ…」と断りますが、その人も「大丈夫なので使ってください」と言うので、お礼を言って椅子を譲ってもらうことに。
imo-nakさんは自分たちの飲み物を買うのと一緒に、椅子を譲ってくれた2人へのお礼にクッキーを買いました。娘のひよりさんが「いすありがとう」と2人の学生さんにクッキーを渡すと「ありがとうございます」とお礼を言いながら受け取ってくれたそうです。
■「こんな若い方が子連れに親切にしてくださるなんて…!」と感動。作者のimo-nakさんは語る
ハフポスト日本版ではこのマンガを投稿したimo-nakさんに取材しました。以下は一問一答です。
――今回このようなエピソードをマンガにしようと思ったきっかけは何でしょうか?
嬉しかった気持ちを書き残しておきたいと思ったことがきっかけです。
――学生さんに椅子を譲られたとき、どのように感じましたか?
もちろん大人の方であってもありがたい気持ちは変わりないのですが、相手が学生さんだったことで「こんな若い方が子連れに親切にしてくださるなんて…!」という感動がありました。
――学生さんがお礼を受け取ってくださったことについてどのように感じましたか?
お礼を渡すと却って気を遣わせてしまって迷惑かな?やりすぎかな?と少し悩んだので、快く受け取ってくださってホッとしました。
――ひよりさんがひなさんが渡した方がよかったというのを聞いてどのように思われましたか?
普段からお姉ちゃん推しがすごいので、ここでもか(笑)と思いました。
――お子様を連れて出かけることは大変だと思いますが、他にも親切にしてもらったエピソードなどはありますか?
よく覚えているのは、子供達がもっと小さい頃、近所のスーパーにいつも子供に明るく話しかけてくださる従業員さんがいたことです。子供達も「◯◯お姉さん」と呼んで親しんでいたほどで、買い物に飽きてグズる子供達がお姉さんを見つけるとたちまち笑顔になったり、他店に異動になられた時はお手紙をくださったりと、とても良くして頂きました。
――今回の「この間、ささやかながらすごく嬉しかったこと」のマンガは4000件を超えるいいね!がついていますが、このような反響についてどのように感じていらっしゃいますか?
ほっこりした気持ちをたくさんの方に共感して頂けて嬉しかったです。