マヤ・アンジェロウさんが描かれた米25セント硬貨が発行 黒人女性初

2014年に86歳で亡くなったマヤ・アンジェロウさんは、アメリカの黒人女性作家、詩人、そして公民権運動家として活躍した。
マヤ・アンジェロウさん 2008年11月撮影
マヤ・アンジェロウさん 2008年11月撮影
via Associated Press

アメリカ造幣局は1月10日、黒人女性作家であり公民権運動家の故マヤ・アンジェロウさんを描いた25セント硬貨を発行した。ロイター通信によると、黒人女性が25セント硬貨に描かれるのは初めて。

この硬貨は、国の歴史に残る偉大な女性たちを祝い敬意を表する、アメリカ造幣局の「American Women Quarters Program」の一環。2022年から2025年まで実施され、毎年5種類の違ったデザインが発行される。アンジェロウさんの硬貨はその第一弾。

2022年には他にも、ハリウッドで有名になった初の中国系アメリカ人女性の俳優アンナ・メイ・ウォンさんや、アメリカ人女性初の宇宙飛行士サリー・ライドさんなどが描かれた硬貨が発行される予定だ。

マヤ・アンジェロウさんは、アメリカの黒人女性作家、詩人、そして公民権活動家で、2014年に86歳で亡くなった。彼女の自伝「歌え、翔べない鳥たちよ」(1969年)で広く知られている。

1993年のクリントン大統領就任式では自作の詩「On the Pulse of Morning」を朗読。2011年には、オバマ大統領より大統領自由勲章を授与された。

注目記事