このセミには、人間が木に見えたのだろうか。
生放送の準備中だったCNNのマニュ・ラジュ記者は5月27日、珍客を迎えることになった。
それは1匹のセミ。ラジュ記者はしばらくセミに気付かず、話し続けている。
そのラジュ記者のジャケットをセミは登り、首の後ろに消えた。
数秒後にラジュ記者は何かの存在を感じて手を首の後ろにやり…。
体についていたのがセミだと気づいたラジュ記者はうめき声を発し、慌てて手で振り落としている。
また、思わず放送禁止用語を発したようで、動画には何度も「ピー」という音声がかぶせられている。
ラジュ記者はその後「他にもいないか、髪にはついていないか」と同僚に確認してもらい、ようやく落ち着いた。
セミが大量発生中
アメリカの中西部や南東部、中部大西洋沿岸地域では現在、ブルードXというセミが大量発生している。このセミは17年間土の中で過ごした後、一斉に地上に出てきて羽化する周期ゼミだ。
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アメリカ国立環境予測センターはブルードXについて「このセミは黒い体と、赤い目、そしてオレンジの筋の入った羽を持っています。見た目は恐ろしいですが、害虫ではありません」と説明している。
見た目はいかついが、悪者ではないようだ。もし他にも、ブルードXに登られている人を見たら、この情報を教えてあげよう。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。