安倍政権は新型コロナウイルス対策として、4月から国内全世帯に布マスク2枚を配布するが、その費用には466億円がかかると立憲民主党の複数の国会議員が明かした上で「見直すべきです」と批判している。
菅義偉・官房長官は4月2日の記者会見で布マスクの費用は「1枚200円程度」と答えていたことから、日本の約5000万世帯に配るため送料抜きでも200億円はかかると各社が報道していた。
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その後、NHKニュースは4月9日、厚労省に取材した結果として、マスクの確保と郵送などに必要な経費は合わせて466億円だと報じた。半分は2020年度予算の予備費から、もう半分は2020年度の補正予算案に計上する方針。感染が広がっている東京都などの都市部を優先し、4月13日以降から郵送が始まるという。
■報道の「2倍以上の466億円‼︎」と大串博志氏が批判
NHKニュースより早い4月8日夜、立憲民主党の衆院議員・大串博志氏は「報道では200億円かかると言われていましたが、よくよく確認すると、その2倍以上の466億円‼︎ ますます本当にこれでいいのかと思います」と公式Twitterに書いた。
同党の参院議員・蓮舫氏も9日、「466億円と判明しました。布マスク2枚配布にかかる費用です。財源は税金と借金。まだ間に合います。見直すべきです」と政府の方針を批判した。
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ハフポスト日本版は厚労省が設置した「布マスクの全戸配布に関する電話相談窓口」の担当者は「費用については、こちらでは分かりかねます」という回答だった。