「中国人は採用しません」などとネットに書き込み、「差別的な発言だ」などと批判を受けている東京大学大学院の男性特任准教授について、中国共産党系メディア「環球時報」は11月25日、「日本のネットユーザーから批判を浴びている」などと報じた。
これに対し現地では、怒りの声とともに複雑な心情を綴るコメントが相次いでいる。
■日本に留学中の学生も...
問題となったのは情報学環・学際情報学府の特任准教授を名乗るツイート。自身が携わる会社の採用選考で「中国人は採用しません」「中国人って時点で書類で落とす」などと書き込んでいた。
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中国共産党系のメディア「環球時報」は11月25日、「東大“准教授”:書類の時点で中国人を落とす」と題して報道。「差別的な発言が話題を呼び、日本のネットユーザーから批判を浴びている」などとした。
このニュースに対し、中国のネットユーザーからも批判的な声が上がっている。
「日本人が中国人に対して好感を持っていないのは今に始まった事ではない」などのほか、特任准教授が携わる会社がAIに関連する事業を行っていることから「AI分野では日本はまだまだなのに、中国人を雇わないとは」と皮肉を言うコメントも寄せられた。
日本に留学中だというユーザーからは「(中国人の)友人がバイトしている飲食店では、日本人の店長が外国人嫌いな客を見かけるたびに“あのテーブルには接客に行かなくていいよ”と気遣ってくれる。こういう状況は稀ではあるのだが...」などといった体験談を綴った。