やっと、会えた…。アメリカ・カンザス州のセジウィック郡動物園で、チンパンジーの親子が感動的な初対面を果たしました。
この動物園で暮らすチンパンジーのマハルは11月15日、帝王切開で出産しました。
動物園によると、出産が途中で止まったため、帝王切開に切り替えました。さらに、生まれた赤ちゃんは自力で十分な呼吸ができなかったため、医療チームが治療や世話をしました。
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その後、赤ちゃんは順調に回復。スタッフは出産から2日後の17日に、赤ちゃんをマハルの元に戻しました。
初めは赤ちゃんの存在に気付かない様子のマハル。しかし、毛布の中から伸びてきた小さな手を見て、慌てて近付き、しっかりと我が子を抱きしめています。
飼育係のデヴィン・ターナーさんは、出産後のマハルについて「悲嘆に暮れている姿を見て、心が張り裂けそうだった」と地元テレビ局KWCHに話しています。
「火曜日に赤ちゃんを生かすことができ、木曜日にマハルのこの喜びの表情を見ることができました。私たちはこのために働いているんだと思います」
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赤ちゃんはその後、スワヒリ語で「遊ぶ」を意味する「クーチェイザ」と名付けられました。
また、マハルは今回が3度目の出産で、動物園は「モシ」という名前のチンパンジーが父親だろうと考えているそうです。
クーチェイザは、母のマハルが帝王切開の傷から回復した後に、他の家族たちと会う予定です。
また、マハルとクーチェイザの初対面の動画はSNSで大きな反響を呼んでおり、俳優のクリス・エバンスさんは、100回見たとツイートしています。