遊びに出かけた猫が外で何をしているか、飼い主はほとんど知らない。
だからよその家でこっそり食事していても、大抵はバレないだろう。
しかしサイベリアンのトゥーラは、例外だったようだ。
イギリス・スウィンドンで、小学校教師のコール・クラークさんに飼われているトゥーラ。外食がバレたきっかけは、一通の手紙だった。
クラークさんはハフポストUK版に、8月のある週末にトゥーラが首に何かつけて帰ってきたことに気づいた、と話す。
首についていたのは紙で、外してみると8月16日付のメッセージが綴られていた。
「どなたかこの猫ちゃんを飼っていますか?」。さらに裏側にはこう書かれていた。「この猫ちゃんは、いつもトビー・カーベリーにやって来ます」
トビー・カーベリーとは、近所にあるレストランのこと。メッセージを見つけた時、クラークさんは笑いが止まらなかったという。
手紙を読んだ後、クラークさんはレストランに出向いて、トゥーラの飼い主であることを伝えた。
レストランの従業員によると、トゥーラは毎日レストランにやってきて数時間過ごし、従業員やお客さんに食べ物をねだっていた。
しかも新型コロナウイルスによる自宅待機が解除された後に、来るようになったという。
そして従業員たちと話したクラークさんがレストランを出て目にしたものは…。
「外のテーブルのそばにトゥーラがいました」とクラークさんは笑いながら振り返る。
トゥーラの外食を知った後、クラークさんは地元コミュニティのFacebookグループに、手紙とトゥーラの写真とお礼のメッセージを投稿した。
「トゥーラは同情を引いて肉をもらおうとしたんだと思います!」
「トゥーラにはちゃんと家があります。毎晩私たちと一緒にいます。トビーのお客さんや従業員の皆さん、トゥーラを可愛がってくれてありがとうございます!」
クラークさんによるとトゥーラはハムや鳥肉が大好物で、「台所で冷蔵庫を開けるとニャーと鳴きながらやってきて、ハムを切望する」という。
首につけてきた手紙で外食がバレたトゥーラだが、実は外食は今回が初めてではない。
デッドラインニュースによると、トゥーラは以前に地元の高齢者ホームを訪れて、居住者たちからサンドイッチのパテをもらっていたという。
ハフポストUK版の記事を翻訳しました。