2019年の元日に施行された州の法律で、今後新築・改修される建物にある公共用トイレには、全ての性別の人が使用できるオムツ替え台を少なくとも1つは設置することが義務化された。
さらに、2018年10月にInstagramに投稿された一枚の写真も、この議論に拍車をかけていた。
トイレの床にしゃがみこんで息子のオムツ替えをしようと悪戦苦闘する父親のダンテ・パルマー氏。男性用トイレにオムツ替え台が無いことを訴えていた。
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「男性用トイレには、私達が存在しないのと同じように、オムツ替え台もない。これは一体どういうことなのか」
今回施行されたニューヨーク州法は、連邦施設の建物内の公衆トイレでは、全性別のトイレにオムツ替え台を設置することとした2016年の通称ベイビーズ法をさらに前進させたもの。
知事と共に州法の制定に尽力したニューヨーク州上院議員のブラッド・ホイルマン氏は、「オムツ替えをするのはお母さんだけではない。お父さんもステップアップしなければならない」と語った。
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また、男性同士のカップルで子育てをしている立場から、「そして、私のような新世代の同性愛者の父親が、トイレの床で赤ちゃんのオムツ替えをしなくてもいい。これは親の規範の変化を認識する重要な一歩だ」とも話している。
この記事はハフポストUS版より翻訳・再編集しました。