歌手のセリーヌ・ディオンさんの姉が、スティッフパーソン症候群を公表した妹の健康状態について語った。
姉のクローデット・ディオンさんはセリーヌさんの体調について「とても頑張っているけれど、筋肉を自分で動かせない状態です」とカナダのフランス語メディア7 Joursのインタビューで述べている。
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「妹はいつも規律正しく、一生懸命働いてきました。それを考えるとつらくなります。母はいつも妹に『あなたならうまく、そして正しくやるでしょう』と言っていました」
クローデットさんは、家族も本人も舞台復帰を願っているものの先行きの見えない状態だとも述べている。
「私たちも妹もステージに戻ることを夢見ていますが、それがどのよう形になるかはわかりません。声帯も心臓も筋肉ですから」
アメリカ国立神経疾患・脳卒中研究所によると、スティッフパーソン症候群は進行性の神経疾患で、体幹や腕、足などの筋肉に硬直やけいれんが生じる。背筋が曲がり、歩いたり動いたりできなくなる患者もいるという。
約100万人に1人が罹患するまれな疾患で、女性の患者数は男性の2倍。治療法は今のところ確立されていない。
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セリーヌさんは2022年12月に、スティッフパーソン症候群であることをInstagramに投稿した動画で公表し、一部コンサートを延期や中止すると伝えた。その後2023年5月に、コンサートの全日程が正式に中止になっている。
病気の公表以来、公の場に現れることはなかったものの、2023年11月にアメリカ・ネバダ州ラスベガスで子どもたちと一緒にアイスホッケーの試合に参加してSNSに写真を投稿。元気そうな姿を見せた。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。