「あなたたちふたりを誇りに思います」
アメリカのバイデン大統領は6月22日、トランスジェンダーを公表した元サッカー女子日本代表の横山久美選手と、ゲイを公表したNFLラスベガス・レイダーズのカール・ナッシブ選手に向けて、祝福のメッセージを投稿した。
バイデン大統領:今週カミングアウトした、優れたそして私たちを勇気付けてくれるアスリートであるカール・ナッシブ選手と横山久美選手へ。あなた方の勇気を、とても誇らしく思います。おふたりのおかげで、世界中の数え切れないほど多くの子ども達が、自分たちのことを肯定的に捉えることができるようになるでしょう
勇気をくれたカミングアウト
横山選手は元日本代表で、現在はアメリカの女子プロサッカーチーム、ワシントン・スピリットでプレーしている。
横山選手は、同じく元日本代表の永里優季選手のYouTubeチャンネルで6月19日、トランスジェンダーであることを公表した。
動画で横山選手は、「今後、自分みたいな人が出てきた時に...サッカー界でもいろんなスポーツ界でも。この人が言ってるから大丈夫なんだ、言えるんだってなったらいいなとは思っています」と、語っている。
ナッシブ選手は、6月21日にInstagramに動画を投稿して、NFLの現役選手として初めて、ゲイであることをカミングアウト。
「同性愛の当事者がいるということを伝え、可視化するのがとても大切だと思い、公表しました」「誰もが受け入れられ温かく迎え入れられる文化を作るために、自分ができることをしたいと思います」と述べた。
カミングアウトの後、ふたりが所属するチームやリーグも、祝福やサポートのメッセージを投稿している。
ワシントン・スピリッツ:久美、私たちはあなたを支えます、そして誇りに思います。自分らしく生きていいということを世界に示してくれてありがとう!
ラスベガス・レイダース:「カール、あなたを誇らしく思います」
また、カミングアウトしたYouTubeやInstagramのコメント欄には、「勇気づけられました」「下の世代がもっと生きやすくなります」などのメッセージがつづられており、ふたりがLGBTQ当事者を含む多くの人を勇気づけていることがわかる。