緊急通報してきたのはサルだった。意外すぎる相手を当局が明かす

「私たちは責められません。なにしろ『猿真似をする』と言いますから」

「これまで様々なモンキービジネス(いんちき)に対応してきましたが、こんな出来事は初めてです」

カリフォルニア州サンルイスオビスポ郡の保安官事務所が8月15日、緊急通報の意外な相手をFacebookで明かした。

投稿によると、通報があったのは8月13日の夜。途中で切れたため、折り返してテキストメッセージを送ったものの、返信はなかった。

発信元は動物保護・教育施設の「ズー・トゥ・ユー」。保安官代理が、状況を確認するために施設を訪れたものの、スタッフの中に通報した人はいなかった。

保安官事務所は「誰かが私たちを驚かそうとしたのでしょうか?その時、スタッフは気づいたのです…通報したのはフサオマキザルのルートだと」とつづっている。

さらに「ルートは、施設内を移動するために使われているゴルフカートに備え付けられている携帯電話からかけたのだろう」と説明している。

「フサオマキザルはとても好奇心が旺盛で、なんでも掴んでボタンを押すのだと教わりました。ルートが押した組み合わせが、たまたま私たちにつながる番号だったのでしょう」

保安官事務所はルートの写真も投稿して「少し恥じているようです。しかし私たちはルートを責められません。なにしろ『猿真似をする』と言いますから」と冗談まじりに伝えている。

ペットとして飼われていた野生動物を保護しているズー・トゥ・ユー。同施設もこの出来事をFacebookでシェアし「今回の出来事から、サルはペットとして飼うべき動物ではないと学べます。彼らはとても好奇心旺盛で、何が起きるかわかりませんから!」と呼びかけている。

注目記事