カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は10月12日、州内で動物の毛皮製品を禁止する新しい法律を定めた。
この法律はアメリカの州として初めてで、2023年1月から発効される。これにより、新たな毛皮製品の製造と販売が禁止となる。この禁止令は、中古品や、信仰の理由、ネイティブ・アメリカン民族の伝統的な部族・文化・スピリチュアルの目的のために利用される毛皮製品には適用されない。
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この新たな法律では、「毛皮」を「動物の皮、それに伴う毛、羊毛、それに伴う繊維、原料のまま、加工済みいずれも」と定義されているが、いくつかの例外があり、レザーやシープスキンなどは合法とされる。
2018年12月にこの法案を提案したローラ・フリードマン議員は「カリフォルニアは世界の動物福祉のリーダー」であり、「毛皮のために動物に対する残虐な行為を続けることに加担しない」と話した。法案は9月に可決した。
同様の法律はカリフォルニア州のバークレー市、ロサンゼルス市、サンフランシスコ市などですでに施行している。
法案を支持していたアメリカの動物愛護団体は可決を称賛し、声明で「毛皮業界は世界中で毎年1億以上の動物を苦しめ死をもたらしている。そして毛皮生産場の動物たちは、狭くワイヤに囲まれた檻の中で、自然な生活をすることを拒まれ、その後残虐に殺されている」と語った。
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他にもニューサム知事の署名で、野生動物をサーカスに用いる事の禁止などを含む、いくつかの動物福祉の法律が成立した。
ハフポストUS版の記事を翻訳、編集しました。