歌手のブリトニー・スピアーズ氏が、Instagramにトップレス写真の投稿を続けている。
スピアーズ氏は現在、後見人制度の解除を求める裁判をしており、写真が本人の同意を得て投稿されたのか心配するファンもいた。
しかし投稿は、本人の意思によるものだったようだ。スピアーズ氏は8月16日の投稿で「体の写真を投稿する前に、なぜ私が肌を見せるのか伝えます」とコメントし、トップレス写真に込めた思いを語った。
生まれた時のようにありたい
スピアーズ氏は「女性が魅力的で服を脱ぐと、すぐに色々言われるのはおかしいと思う」と述べた上で、これまで自分の体に対し自意識過剰になることもあったと明かした。
「これまで数え切れないほどたくさんのショーをやってきて、自分の体が魅力的じゃないと感じる時もありました。そんな経験を何度もしました。それは恥ずかしくて最悪だったけれど、想像の中では自分は素晴らしいと感じていました。お尻の窪みを見られるのは嫌だけれど、パフォーマンスでは自分の体を気にしすぎていた。それは魅力的じゃない」
「なぜ私が今、体を見せるのかと思っている人もいるでしょう。それは、私が裸で生まれてきたから。そして両肩に世界が乗っているような重みを感じていて、自分自身の姿がそう見えたから」
「私は自分自身をもう少し軽い自分でありたいと思いました。生まれた時のように裸で…」
スピアーズ氏は2008年から、父親ジェイミー・スピアーズ氏による成年後見人制度の下に置かれていて、ジェイミー氏が13年にわたってブリトニー氏の財産やキャリアを管理してきた。
しかしスピアーズ氏は後見人制度を「虐待だ」と訴えており、父親を後見人から外すよう求める裁判を続けている。
2021年6月には法廷で、避妊具を外すために病院に連れて行ってもらえなかったことや、意思に反して強い治療薬を飲まされたことを明かし「私はこんな扱いを受けるようなことは何もしていない」と訴えた。
痛みや苦痛や涙にしばられたくない
その後7月に、スピアーズ氏は後見人制度が始まってから初めて、弁護士を自分で選ぶことが認められた。
さらに8月、ジェイミー氏は後見人を降りる意思があることを伝えた。しかし具体的な日時は提示していない。
16日の投稿で、スピアーズ氏は「痛みや、苦痛や涙、そして重荷にしばられるのはもう嫌だ」ともつづっている。
「私は女性、美しく、繊細で、自分を純粋な形で見る必要がある女性です。トップレスの写真を一生投稿するつもりはありません。それはつまらない。だけど啓発が必要な時には、すごく助けになるんです」
スピアーズ氏はさらに、父親からの解放を求めてファンが始めた「#FreeBritney(ブリトニーを自由に)」についても触れ、「このムーブメントには、みんなが想像する以上に深い意味がある」とファンへの感謝を伝えた。
後見人を巡る次の審理は、9月29日に開かれる予定だ。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。