アメリカの歌手ブリトニー・スピアーズが12月2日、Instagramを更新。ロサンゼルスの自宅マンション内で、エルビス・プレスリーの名曲「Can't Help Falling In Love」(好きにならずにいられない)をアカペラでカバーした動画を投稿し、36回目のバースデーを自ら祝った。
動画には「みなさん、誕生日を祝ってくれて、そして私がしたいと思うことをさせてくれて、本当にありがとう」などとメッセージが添えられている。
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また、投稿について「昨日マドンナがした投稿に感化された」「『沈黙=死』という彼女の言葉は、私に突き刺さった。その言葉は、本当に真実だから」とも綴られた。
マドンナはスピアーズに先立つ12月1日、自身のInstagramに、スピアーズのヒット曲「Toxic」をギター1本でカバーした動画を投稿している。動画には「沈黙=死!(12月1日の)世界エイズデーのための曲です。ブリトニー・スピアーズ、お誕生日おめでとう!」との言葉が添えられた。
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そのマドンナは、画家のキース・ヘリングやデザイナーのマーティン・バーゴインといった友人をHIV/エイズによって亡くしており、その経験からエイズ啓発活動にも熱心に参加してきたことで知られている。
スピアーズもマドンナに影響されてか、エイズの認知度向上や患者の医療・食料支援などを目指したチャリティCD「What's Going On」に参加するなど、活動を続けてきた。
世代は違うものの、ともに世界的ポップ・スターの2人。彼女たちもまた、社会的な不公正に「声を上げる」ことの大切さを、歌声に乗せて示しているのかもしれない。