白人の子供のベビーシッターをしていた黒人男性、通報される。全米で物議

警察から電話を受けた両親は不信感「一緒にいるだけで質問?」
Facebook / Corey Lewis

アメリカ・ジョージア州で、白人の子どもたちをベビーシッターをしていた黒人の男性が警察に通報され、物議を醸している。

事の発端は、青少年支援サービス「Inspired By Lewis」を運営するコーリー・ルイスさんがFacebookで中継したこの動画からだった。

現地時間10月7日、コーリーさんはスーパーマーケット「ウォルマート」の駐車場にベビーシッターをしていた10歳と6歳の白人の子どもたちと一緒にいた。地元テレビ局「CBS46」によると、そこに白人の女性が近づいてきて、コーリーさんに「子どもたちは大丈夫なのか」と尋ねたという。女性は一旦その場を去ったが、のちに再び近づいてきて、「子どもたちと話せるか」と聞いた。

コーリーさんが「それはできない」と断ると、女性は警察に通報した。そして、コーリーさんの母親の家に向かうために駐車場を出ると、女性は家まで後を追ってきたという。家に到着すると、警察がやってきてコーリーさんと子どもたちに声をかけ、問いただした。

子どもたちの両親は、数週間前に子どもたちの世話をコーリーさんに依頼しており、警察から電話を受けた時は不信感を抱いたという。母親は「アフリカ系アメリカ人の男性が白人の子どもたちと一緒に車に乗っていたら、引きとめられて、質問をされないといけないのでしょうか」と、CBS46に話した。

コーリーさんが運営する青少年育成サービスは、若者に様々なスキルを提供・育成し、次世代の革新的なリーダー輩出を目的としている。この日にベビーシッターをしていた子どもの1人も、このプログラムの参加者だった。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました)

注目記事