世の中に数多の「炎上広告」はあれど、バーガーキングの「燃やし方」には及ばないかもしれない。
同社は3月、ブラジルで新しい広告キャンペーン「Burn That Ad(あの広告を燃やせ)」を開始した。
同社のアプリをスマホで立ち上げ、街中にある「あの」巨大なライバル店のポスターにかざすと、AR技術でアプリ内でポスターが「炎上」してしまうというものだ。
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ライバルの広告を炎上させることに成功した後は、同社の看板商品「ワッパー」が無料になるクーポン券が発行される。ブラジル全土で50万食が無料配布されるという。
このキャンペーン、実はライバルを燃やして喜ぶだけのものではないらしい。
Adweekへのコメントで同社のマーケティング・セールス担当者はアプリのゲーム性を付与することで、携帯電話で注文し事前決済するキャッシュレスサービスの普及を促すのが狙いだとしている。
遊び心が満載のアイデアだが、他社商品を燃やすという刺激的な内容でもある。しかし、広告を説明する動画の最後は、直火焼きの肉にこだわる同社の商品にひっかけてこう畳み掛けている。
「結局、直火焼きの方がウマい」