歌手のビヨンセが、ファッション誌「ELLE」US版のインタビューで、過去の流産の経験について思いを語った。
ビヨンセは2012年、夫ジェイ・Zとの間に第1子となるブルー・アイビーさんを出産した。しかし、ブルーさんを授かる前に、数度にわたり流産を経験したという。
ELLEのインタビューでビヨンセは、「流産の経験は、誰かの母親になる前に、まずは自分自身の体を大事にしなければならないということを教えてくれました」と振り返った。
「そして、ブルーを授かって、人生の目標への探求はずっと深くなりました。私は一度死んでしまって、生まれ変わった。そして、自分らしさを探求する気持ちはより強くなっています」
「妊娠した?」噂話には「放っておいて!」
インタビューでは、自身の健康を最優先に考えることの大切さについても言及した。
「私たちの多くは、両親がスーパーヒーローのように振る舞うのを見て育ちます。 女性たちは自分の健康を無視して、『タフであれ』と、自分の体よりもまわりにいる人たちの面倒を見ているんです」
「私はもうそんなことはしません。妊娠が困難だった時に、私は1年間、自分の健康だけに集中していました」
世界的なスター歌手として注目を集めるビヨンセは、過去に何度も「妊娠しているのではないか」とも噂された。
ビヨンセは、そうした噂話や質問について、「私の子宮を放っておいて!」とも一蹴した。
2013年に流産を告白していた
ビヨンセが流産した経験を明かしたのは、2013年のことだ。
自身のドキュメンタリー番組「ライフ・イズ・バット・ア・ドリーム」で、娘ブルー・アイビーさんを妊娠する前に流産したことを告白した。
当時、「これほど悲しい経験はなかった」と思いを語っている。
同じ年に、有名司会者オプラ・ウィンフリーのインタビューで、流産について話す決断をした経緯も説明した。
「こういう経験をするカップルは大勢いて、私にとってもとても辛いことでした」と語り、「それが2度目の妊娠のときに公表しなかった理由です。何が起こるかわかりませんから。家族や友達はみんな知っていて、お祝いをしてくれたので、流産した時は本当につらかったです」と振り返った。