6月29日に配信開始となった、ディズニープラスのアニメシリーズ『ベイマックス!』で描かれている一場面が注目されている。
このシリーズは、2014年の映画『ベイマックス』をベースにしたもの。ロボットのベイマックスが、コミュニティの人々を助けるという設定だ。
デイリービーストによると、シリーズ第3話に、予期せぬタイミングで初潮を迎えた若者を助けるために、ベイマックスがスーパーに生理用品を買いに行く場面がある。
スーパーでは、様々な人たちがベイマックスの生理用品選びを手助け。その中の一人に、トランスマスキュリン(生まれた時に割り当てられた性別が女性だが、性自認はジェンダーニュートラルから男性の人)の人物が含まれている。
ブルー、ピンク、白を使用したトランスジェンダーフラッグのTシャツを着た人物は、ベイマックスに「自分はいつも羽付のナプキンを使っている」と伝えている。
Matthew Hodsonさんのツイート: 激怒するヘイターはいるだろうが、私は、生理のあるトランスジェンダー男性がいるということも含め、子どもが生理について幼い時から問題なく学べる世界に住みたいと、感じずにはいられない。
この場面を批判したのが、保守派の研究者で作家のクリストファー・ルフォ氏だ。
ルフォ氏は、生理がある男性がいるということを子ども向けアニメで扱っていることを問題視。「これは、子どもとセクシュアリティを変えようとしているディズニーの計画の一部だ」とツイートした。
また、共和党のブライアン・スレイトン議員はこの場面を「異常でおかしい」とコメントしている。
一部の保守派が憤慨する一方で、子ども向けのアニメにトランスジェンダーのキャラクターが登場することや、生理を扱っていることを喜ぶ声が、SNSには投稿されている。
Eliさんのツイート;保守派は「ベイマックスの生理のシーンが、子どもたちを混乱させる」と言っている。だけど私は子どもたちは「ベイマックスはお客さんを助けていて親切」と考えると思う。
Jodie Troutmanさんのツイート:トランスコミュニティーは、ベイマックスを支持するでしょう。膨らんだ体の、私たちのアライ。
また、ヒューストンクロニクルによると、別のエピソードで、ベイマックスがお互いに惹かれ合う男性のデートを手助けす場面も描かれている。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。