インドネシアのバタム島で5月はじめ、1つの頭に2つの顔と脳を持った赤ちゃんが生まれた。赤ちゃんの名前は、ギラン・アンディカちゃん。胴体や手足は1人分だが、顔と脳だけが2つある状態だ。複数の海外メディアが報じた。
Metroによれば、この症状は頭蓋顔面重複として知られ、子宮内での卵子分割の異常があったために顔の一部、もしくは全体が2倍に大きくなってしまう。
ギランちゃんの母親は、妊娠期間中そんなに変わった出来事や問題はなかったという。3度の超音波検査をしていたが、医師も生まれてくるまでギランちゃんの異常に気づかなかったという。
「先生はただ、胎児の頭部が大きくなっていて逆子になっている、と言っただけでした」と母親はNewsflareに語った。
ギランちゃんは現在、母乳を飲むことができないためチューブで栄養をとっている。また、脳内に水分が溜まってきてしまう水頭症の状態にあり、長期的に脳にダメージを及ぼす危険性がある。
地元の医師は、ギランちゃんは首都・ジャカルタで片方の顔と脳を取り除くというリスクの高い手術を受けなければならないだろうとしている。
手術のために家族はジャカルタに行かなければならず、高額な渡航費などもかかるが、手術を受けなければギランちゃんは長くは生きられないとみられている。
父親は、「生まれた時、彼は3.6キロでした。でも今はすごく痩せてしまっています」とInside Editionに語った。
ギランちゃんは生き延びることができたとしても、学習能力や言語、視力、記憶などにおいて障害を持ちながら生きて行く可能性が高いという。
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この記事は、ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集したものです。